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10-60皇帝の溜息

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10-60皇帝の溜息

ラインハルト「ハァ~~~~~~!」

(コンコン)

ラ「誰だ?」

シュトライト「シュトライトでございます。」

ラ「よし、入れ!」

シュ「・・・・・・・・本日はマリーンドルフ嬢はお休みですか?」

ラ「昨夜遅かったものでな。暇を与えた。
  ところで、なに用か?」

シュ「ご決済いただきたい件が。
   すでに軍務尚書閣下には、ご決済をいただいております。」

ラ「急ぎか?」

シュ「いえ。銀河の統一が実質上なった今では、急ぎのこともございません。」

ラ「そうか。ならば、そこに置いて参れ。
  ハァ~~~~~~!」

次席秘書官「陛下。国務尚書閣下よりお電話です。」

ラ「よし、つなげ。
  うむ・・・・・・・・わかった。卿ら父娘には3日間暇を与える。
  その間に、よく話し合ってくれ。
  ハァ~~~~~~!」

シュ「どうされました?陛下?
   先ほどから、ため息ばかり。」

ラ「なんでもない。いささか疲れが溜まっただけであろう。」

シュ「ならばいかがでしょう?
   乗馬でもいたしませんか?」

ラ「なに?乗馬だと?」

シュ「気晴らしにはもってこいです。
   士官学校時代より、小官は気晴らしをしたいときにはいつも!
   それとも、お嫌いで?」

ラ「何を!余も、幼年学校以来から、騎馬戦では負け知らずだ。」

キスリング「陛下!どちらへ?」

ラ「シュトライトと乗馬に出かける。」

キ「ならば、私もお供を!」

ラ「安心せよ。宮中から外へは出ぬ。」

シュ「(キスリングの耳元で)
   昨夜、陛下に変わったことは?」

キ「(シュトライトの耳元で)
  特には。いつも通りのお時間に、秘書官殿とお帰りに。」

シュ「そうか。」

ラ「さすが、言うだけのことはあるなぁ!」

シュ「陛下こそ!」

二人とも、馬を下り草原に寝転ぶ。

シュ「こうしていると、日頃の憂さもストレスも皆吹き飛びます!」

ラ「・・・・・・・・卿は今、どんな気分だ?」

シュ「ハ?」

ラ「元門閥貴族に仕えながら、今は余の忠臣だ。」

シュ「そのことなら割り切っております。
   今は陛下の忠実な僕でございます。
   そのようなお言葉を頂戴し、恐縮でございます。」

ラ「卿の元主人は、ブラウンシュバイク侯であったな。
  あのような、外戚が権威を振るうと言うことに、卿はどのように考える?」

シュ「地球時代から、外戚が権威を振るって、滅びなかった国家などありません。
   陛下には、唯一のご親族は皇太后妃殿下のみ。
   外戚はおりませんが、いずれ皇妃や大公がおできあそばられれば。」

ラ「うむ。そうだな。余には姉上しかおらぬ。
  皇妃でもおればな!皇太子や、大公と家族が出来る。
  余は家族なるものを、よく知らないからな。
  
  イヤ。つまらぬ愚痴を聞かせてしまった。」

シュ「陛下の愚痴を聞き賜うのも、副官たる小官の役目。
   元は敵対した身。ここまでご信頼を受けて、幸せに存じます。」

ラ「さてと。戻るとしよう。
  キスリングなどさぞやいらぬ心配をしておることだろう。」

シュトライト「侍従長殿!侍従長殿!いかにおわすか?」

侍従長「なんでございましょうか?主席副官殿。」

シュ「陛下が・・・・・・・・陛下が・・・・・・・・」

侍「落ち着かれよ。准将閣下。」

シュ「これが落ち着いてなどおられるものか!
   いよいよ、お后をお迎えになるご決断を・・・・・・・・」

侍「なんと!・・・・・・・・誠にございますか?」

シュ「陛下が、そのような素振りを・・・・・・・・!」

侍「陛下がその気でも、先方が!」

シュ「いや。間違いない。ここ数日以内に公式発表をせねばなるまい。
   そのために、準備万端急がれよ!」

侍「とは申されましても、お相手もわからなくては・・・・・・・・」

シュ「この、唐変木めが!」

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